「やんばる版プロジェクト健診(YHPP)」の成果として、肝疾患に関するデータ解析を行い、脂肪肝の有病率と脂肪肝との関連が認められるとされている遺伝子、「patatin-like phospholipase domain containing 3 (PNPLA3) の一塩基多型(rs2896019)」との関連を調べた研究*が公表されております。2018年度の受診者201名の内、20歳以上65歳未満の成人男女178名を解析対象としたこの研究により、沖縄県在住者は、先天的に脂肪肝を発症しやすい可能性が示唆されております。
* 花城和彦・本村 純・砂川昌範. 肝疾患の有病率とPNPLA3の一塩基多型との関連.日本農村医学会雑誌 71(4):309-319, 2022. DOI