




日頃より、健康・長寿サポートセンター(以下、センター) の活動にご理解とご協力を賜っております北部12市町村の皆さま、並びに関係機関の皆さまに、心より感謝申し上げます。
当センターは、健康科学に関する知見を応用し、科学的根拠に基づく健康支援活動を北部12市町村の住民を中心に提供することを目的として、2012年に設立されました。本年で設立14年目を迎えます。
これまで培ってきた北部12市町村との連携体制をさらに強化し、地域の特性に応じた健康支援活動を通して学生と地域との「交流」を深めてまいりました。その中で、地域の健康課題を意識し主体的に活動する学生が着実に増えております。
現在、センターが把握し支援している学生団体は、「ヘルスサポート」「The Volunteer Activity Group: VAG」「食育推進支援サークル」「ユースクリニック」「ふれんどまみー+」「ビブレンディング」「やんばるぴあまーる」「ロボットを活用した健康支援活動SIC」「名桜生と親子運動教室」「しなやかな身体をつくる健康動作法講座」など、計10団体にのぼります。
令和6年度には、北部自治体等から「食育推進支援サークル」と「ロボットを活用した健康支援活動SIC」が表彰されました。また、「VAG」は琉銀GOODニュースに取り上げられ、テレビ放送されるなど、喜ばしい成果も報告されています。
今後は、名桜大学をはじめとする教育機関との協働をさらに推進し、2040年に予測される少子高齢社会および労働人口減少時代を見据え、次世代を担う人材の育成にも注力してまいります。学生は、基礎教育に加えて地域貢献活動へ参加することで、人との関わりやコミュニケーション力、説明力、統括力、地域把握力を養うことができます。センターでは、学生ボランティア団体や地域団体との連携を一層強化し、地域の健康支援の現場で学び実践する機会を拡充していきます。
本センターは、学生を中心としたより良い健康支援活動を展開するため、学生、顧問教員、地域連携機構事務部、その他関係部署と緊密に連携を図っております。今後とも、北部地域の皆さまとともに歩みながら、「学生主体」の活動を基軸とし、産学官協働によるやんばるの健康・長寿復活に向けた連携の枠組みを組織的に発展させていくことが、センターの新たな役割として期待されております。
皆さまにおかれましては、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
健康・長寿サポートセンター長 田場真由美