更新情報・お知らせ

2023/9/5
健康支援ボランティア団体 ヘルスサポートのチラシを新しく載せています。
2023/8/22
健康支援ボランティア団体の広報誌を新しく載せています。
2023/6/22
健康・長寿サポートセンターのホームページを新しく立ち上げました。

センター長挨拶

 健康・長寿サポートセンター(以下、センター)は、健康科学に関する知見を応用し、科学的根拠に基づく健康支援活動を北部12市町村の人々に提供することを目的に2012年に設置され、設立11年目を迎えました。
 名桜大学では、これまでに沖縄県北部12市町村を中心に地域の健康支援に様々な形で参画して参りました。大学で学んだ専門知識を、健康支援という形で積極的に還元し、地域の健康増進と地域の活性化を目指すボランティア活動が基盤となっております。
 本年度は、北部12市町村の健康課題の解決ツールと成りえる基盤整備として健康・長寿サポートセンター運営規定の変更と、「地域健康支援活動」の内規や申請書、報告書等の新たな作成、学生ボランティア活動サークルの紹介と産学官連携を目指したホームページの基礎データ収集などを実施してきました。
 学生の健康支援活動は、2020年度から新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、2年目においても多くの活動の縮小や中止を余儀なくされました。
 学生団体ヘルスサポート(以下、ヘルサポ)や看護学科ボランティアグループ(以下、VAG)、食育ボランティアの学生らを中心にコロナ禍の状況に応じた活動を継続してきました。ヘルサポは、2022年度の内閣府の地方創生政策アイデアコンテストの全国ファイナル大会にて、「損保ジャパン賞」「True Data賞」「日本政策投資銀行賞」「三菱UFJリサーチ&コンサルティング賞」の4賞を受賞しました。さらに、沖縄県との協働イベント「取り戻そう!健康長寿おきなわ『みんなでヘルスアクション!』健康×SDGs×行政・企業・学生・お笑い・音楽」に参画して活躍しました。
 VAGの健康支援活動は、名護市大北区、勝山区、名護市場、為又、新垣産業、本部町役場等で実施し、看護学科の他の健康支援活動を含めて約100件の活動が実施されました。そのVAGの代表学生である石川淳貴さん(看護学科3年次)は、一般社団法人学生サポートセンター主催の令和4年度「学生ボランティア団体助成事業」においてボランティア活動体験レポートを提出し優秀レポートとして2月に東京で表彰されました。このVAGの活動は、「COI事業・やんばる健診」においても活動し評価されたことで弘前大学との連携にて今後の10年間の大型プロジェクトが決定しております。
 また、前川ゼミの学生による食育劇活動や朝食会もコロナ禍の影響で一時中断しましたが、地域の食生活改善推進協議会との協働で食育啓発講座へと発展しています。
 健康支援活動補助として3の学生ボランティ活動が選出され地域で活動しました。
 「学生主体」の活動を支援しながら、産学官協働でのやんばるの健康・長寿復活に向けた連携の枠組みを組織的に発展させていくことが、センターの新たな役割として期待されております。今後とも、ご支援、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い致します。
 令和5年度には、多くの産学官連携活動が実施できることを祈願しております。

健康・長寿サポートセンター長 田場真由美