○学習指導案は、授業の計画、構想、準備など事前の作業の結果として表現されるものです。そして、それは実際に授業を展開していく上での企画書であり、授業の設計図になります。
○学習指導案は年間指導計画に基づいて、各単元や本時における目標を達成するために書かれます。それには授業者の意図や指導の工夫、指導上の注意点、児童生徒の活動などが示され、授業改善を進める上でとても大切な役割を持っています。
○学習指導案に固定的な形式はありませんが、記載項目についてはほぼ共通になっています。それは、単元目標、本時の目標、教材観(単元設定の理由)、児童・生徒観(学級や児童生徒の実態)、指導計画と時間配分、板書計画や準備する教材、評価等です。これらの項目を入れた指導案を作成することにより、充実した授業の展開が期待されます。
○北部教育研修センターのライブラリーにある指導案は、各学校において児童生徒の学力向上を図るために研究されたものを提供していただきました。多くの先生方に参考にしていただき、教材研究をしっかり行い、児童生徒の実態を踏まえて学習指導案を作成することを期待します。